さまざまな疾患ごとに、
その特性と肌質に応じた
最適な施術方法を提案します。
一般的に表現される「しみ」「くすみ」は、様々な疾患を含んだ総称です。一見しただけでは違いが分かりにくいものもあります。種類が違えば、治療方法も変わってきます。また、一つの疾患だけでなく複数の疾患が混在していることも多々あります。そのため、しみやくすみの治療では、先ずはどのようなしみ・くすみなのかを見極め、それぞれの疾患に応じた治療戦略をたてることが重要です。
同時に、患者様それぞれのご希望や事情も考慮することも大切なことだと思いますので、ご希望などあれば診察の際にお伝えください。
老人性色素斑
年齢とともに現れる、顔面、手背に生じる円形のしみで紫外線が当たることによりメラニン細胞が活性化されメラニンを過剰に作ることが原因で生じます。
【治療方法】
レーザーなどによりメラニンを過剰に持つ表皮細胞やメラニン細胞を破壊することで,確実に取ることができます。
治療後にテープを貼ることに抵抗がある方やダウンタイムのない治療をご希望の場合は、ライムライトやアキュチップなどの光治療を行います。
どちらも夏場・紫外線の強い時期でも可能な治療です。
雀卵班(そばかす)
幼少時からそばかすが生じることが多く、遺伝的素因が関係していると言われます。両頬部にできることが多く,紫外線により悪化が認められるので、紫外線予防が大切です。
【治療方法】
ライムライトとアキュチップまたはレーザーなどで治療を行います。そばかすはお顔の全体に広がっていることが多く、何回かに分けて治療を行います。
肝斑
お顔、特に両頬・鼻などに左右対称にできることが多く、30歳~40歳代の女性、特に出産後両頬を中心に現れることが多いです。また、洗顔の際の過度の摩擦によっても生じることの多いしみです。
【治療方法】
メラニンの生成を抑制することと、微弱な炎症を抑えることを目的にビタミンC、トラネキサム酸の内服とハイドロキノンやトレチノインの外用を主に行います。また、トラネキサム酸等を肌に直接浸透させるイオン導入も組み合わせたり、場合によってはトーニングを組み合わせることもあります。
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
老人性色素班と異なり,比較的若い頃から両頬を中心にグレーから青みを帯びた真皮のしみです。
【治療方法】
肝斑などを併発していることも多く,内服治療により肝斑を治療した後、レーザーや光治療などにより治療します。
ピコ秒レーザーである「ピコレーザー」は、ナノ秒よりもさらに超短時間で照射することができるため、熱作用がほとんどなく、衝撃波でメラニン色素を粉砕することができます。熱作用がほとんどないため、痛みが少なく、ヤケドのリスクが減り、炎症後色素沈着を起こしにくいのが特徴です。
また、衝撃波でメラニン色素を粉砕することでこれまでのレーザーでは除去の難しかったシミやタトゥーも、少ない痛みで・早く・綺麗に除去できることが大きな特長です。
当院おすすめ「ピコレーザー」について、
もっと詳しく知りたい方はこちら
洗顔
正確な診断のため、また清潔な状態で施術を行なうために洗顔をしていただきます。
カウンセリング
医師が診察し、シミの種類の診断をした上で患者様の症状にあった治療方法をアドバイスします。
施術
希望に合わせて、ピコスポット、ピコトーニング、ピコフラクショナル、ピコダブル、ピコトリプルの施術を行ないます。
フラクショナル(ピコダブル、ピコトリプル)の施術後は、パックで鎮静をします。
従来の光治療器は白人(欧米)向けに開発された規格を日本人用に設定しなおして使用していますが、「ライムライト」は日本人の肌(色白の方から色黒の方含む)を考え、日本人医師とキュテラ社が共同で開発されたものです。
数ある光治療器の中でも比較的痛みが軽く、従来のIPL治療器で諦めかけていたしみやそばかすに対しても高い効果が期待できる治療です。
洗顔
お顔の場合は微妙な色調を判別する必要があるためお化粧を落としていただきます。
診察
診察の上、患者様のご希望もお聞きした上で治療方針等をご説明いたします。ご納得いただければ同意書にサインいただきます。
ライムライト照射
照射はお顔全体で10分程度です。ゴムではじかれたような痛みを訴えられるかともいらっしゃいます。
術後ケア
火照り感がしばらく続くことがあります。クーリングとしてイオン導入や海藻パックをお勧めしています。
ホームケア
治療後は、万全の紫外線対策を心がけてください。しみ、そばかすの部分は、治療後に普段よりも濃く見えるのでメイクに工夫をされることをおすすめします。
しみの治療後は、3~4日で薄いかさぶた(マイクロクラスト)となり、7~10日かけて剥れていきます。こすったりせずにそっとしておいてください。症状や反応にもよりますが、基本的には2~4週間隔で3~5回の治療を繰り返し受けられることをお勧めします。
症状の改善が得られたあとは、美肌維持のために3ヶ月を目安に治療を続けられることをお勧めします。
「AcuTip」もライムライト同様、日本人の肌(色白の方から色黒の方含む)を考え開発されたものです。数ある光治療器の中でも比較的痛みが軽く、従来のIPL治療器で諦めかけていたしみやそばかすに対しても高い効果が期待できる治療です。
AcuTipは、ライムライトより高出力で、スポット照射用のハンドピースです。
洗顔
お顔の場合は微妙な色調を判別する必要があるためお化粧を落としていただきます。
診察
診察の上、患者様のご希望もお聞きした上で治療方針等をご説明いたします。ご納得いただければ同意書にサインいただきます。
アキュチップ照射
照射はお顔全体で10分程度です。冷却ジェルを塗布し照射します。
術後ケア
火照り感がしばらく続くことがあります。クーリングとしてイオン導入や海藻パックをお勧めしています。
ホームケア
テープ等を特に貼る必要はありません。細かいかさぶたが生じますが1週間で取れます。